畳の機能

空気浄化
二酸化窒素やシックハウスの原因とされる化学物質を吸着します。

保湿・断熱性
空気は、熱を伝えにくいという特徴があります。藺草の断面はスポンジのようになっており、その中に空気がたくさん含まれています。まるで、羽毛布団みたいに適度な温度を保ちます。

湿度調整
畳は湿度を吸ったリ放出したりして、室内の湿度を調整してくれます。いぐさ畳表+藁床の6畳間では約3リットルの吸湿能力があると言われており、除湿機と同じくらいの水分調節機能があります。除湿機と違うのは乾燥してきたら水分を放出することです。
畳表など自然素材の畳により、いつも快適な生活を送りたいものです。

弾力性
畳は弾力性に優れ、発育期の子供のバランス感覚を養うのに効果的だと言われています。
また、適度な弾力性のお陰で、転んだ時も板張りより衝撃が少ないです。赤ん坊の時から、自然素材、安心・安全の国産畳で育ててあげてください。

吸音性
上の階の「ドン」という音にびっくりした経験のある方は多いと思います。タイヤを使った実験では、床表面に柔らかい素材を使うほど、衝撃音が吸収されることがわかっています。つまり、床に畳を敷くことで音が軽減されるのです。

芳香性
畳表の匂いは、いぐさが本来持っている「干し草の香り」に泥染めの時に使う「染土」がブレンドされたものです。この香り、「快い」と「自然な」の中間に当たり、噴覚的にも優しいと言われています。

調和性
畳の色は琉拍色に変化します。これは、色相学ではYR系色と分類され、「暖かさ」をイメージさせる色です。また、彩度が低いため、上品で、他の素材と調和を取りやすい素材なんです。畳は和室だけでなくいろいろな空間とマッチします。