畳のお手入れ

日常のお手入れ

日常の手入れは、目にそった掃除機掛けと乾拭きが基本。濡れ雑巾で何度も畳を拭くと、藺草表面の保護膜が剥がれてしまい、畳を劣化させたり、毛羽立たせてしまう。
汚れがひどい場合には硬くしぼった雑巾掛けの後、乾拭きをして、湿気が残らないようにすることが大切だ。
また、綿埃などが気になる場合には、昔ながらの方法として、水分を硬くしぼった緑茶の茶殻を畳にまき、埃をまとわせた茶殻を手早く箒で集めて処分する掃除方法もある。但し、茶殻の水分が十分にしぼれていなかったり、茶殻をまいた後素早く作業が終了しなかった場合、畳表や畳縁にシミをつけてしまう場合があるので注意したい。


これってカビ?

ジメジメとした梅雨の時期「なんだかカビ臭いな」と、和室をのぞいてみると・・・
ホコリのような黄色いものが畳の上にフワットのっている。
部屋の隅だけ畳が黒ずんでいる。変色して酸っぱいニオイがしていたなんていう事がありませんか?
これって実はカビなんです!

カビをほおっておくと

畳が変色するだけではなく、吸い込む事で健康被害や食べ物や衣服にも拡大する恐れもあ
ります!さらに放置したままにすると、ダニが増えたりキノコが生えることも・・・

カビ0への挑戦

ある時テレビでカビの特集がありました。その番組によると、あろうことかカビは畳が原
因と!
「そんなことはありえない。畳はお手入れさえしっかりしていれば逆に湿気を吸ってくれ
るのに」
心配になってお付き合いのあるお客様に恐る恐る聞いてみると「畳替えをした年にカビが
少し生えた」とのこと。
「今までお客様の喜ぶ顔をやりがいに畳作りを続けてきたのに、カビが原因でお客様に悲
しい思いをさせていたなんて!」
大変ショックを受けた私は、カビの仕組みについて勉強し始めました。
それも安易に化学物質や有害な防カビ剤を使うというものではなく、地球と体に優しい研
究を徹底的にこだわりました。「畳にカビが生えるのはお客様の手入れが悪いからだ」という畳職人仲間の冷ややかな視線にもめげず、湿度の調整が第一と聞けば熊本の研究者の資料を取り寄せ、カビ対策で有名な畳店があると聞けばSNSを通じて質問をする日々。

天然素材だからこそ工業製品とは違うメンテナンスが必要です。
近年ではようやく畳ヒいう天然の材料は室内の湿度を自然にコソトロールしてくれるとや、吸い過ぎた湿気を吐き出しきれずにカビが生えてしまうことなど、少しずつではありますが浸透し始めました。
これからも健康と安全を第一にした畳店として、未来の子供たちに恥ずかしくない仕事を
続けていきたいと思います。

カビかなと思ったら

まずはカビに強い環境づくりから

上記の方法でカビだけでなく、ダニも予防できます!
※特に畳表を新しくして1年目の梅雨時にご注意ください!洗濯物の部屋干しや、加湿器もカビの原因になりますので要注意!

予防するための工夫

とはいえ、お客様は専門家ではありません。そんな時は防湿紙や防虫・防カビ紙を畳の下に敷くのも効果的です。

特に1階の和室は床下からの湿気が上がってきやすいので、防湿紙や防虫・防カビ紙を敷きましょう。
また、防カビスプレーや専用ワックスなどもございますので、詳しくほお気軽にお問合せ下さい。

もしカビが発生してしまったら

エタノール(アルコ-ル) と水を7:3で70%に希釈し、畳へ吹きかけ乾いた雑巾で拭き、エアコンなどで除湿するか、扇風機で乾燥させます。

終わりに


最後までお読みいただきありがとうござました。このガイドブックはお役に立ちましたでしょうか?
それでも困ったときはいつでもお気軽にお問い合わせください.

資料協力:有限会社 八巻畳工業(東京都北区)